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  • 執筆者の写真ハイボリューム有限会社

ハイボリュームライターズコラムVol.4

更新日:2022年11月25日

ハイボリュームライターズコラム第4回は、笹川チエ(ささかわちえ)が担当させていただきます。


コラムのお話をいただき、なにか書けるような最近の出来事ってあったかな……と考え、しかしすぐには思いつかず……。

その理由として、もはや定番の話になってしまいましたが「外にあまり出ない」という事実に直面しました。


このご時世になってから外出の数は極端に少なくなり、家で完結できる事が増え続けた今、

外の「知らない世界」を知る機会が減っているんだろうなと感じています。



数年前までは旅行をよくしていて、海外にも少しだけ行ったことがありました。

その中で印象に残っている知らなかった世界が、「ベトナムのパン」です。




ベトナムのパン、とてもおいしいんです。


身内が住んでいるのをきっかけに、初めて遊びに行ったベトナム。

ベトナム料理でよく使われるパクチーはどうしても相容れられず、旅行先で食を心から楽しめないかもしれない絶望に打ちひしがれかけていた時に入った喫茶店で出会ったパン。

見た目は特別なパンにも見えず、大きな期待も懸念もなく口に運んだ一口目は衝撃でした。


生地も味もしっかりしていて、それでいて固いわけでも食べにくいわけでも決してなく。むしろいくらでも噛みしめられそうな触感。お腹に満ちる幸福……!

基本パクチーが入っているらしいバインミーからは目を逸らしつつ、喫茶店の別のパンを食べ、スーパーで買ったパンを朝に食べ……ということをしていました。


なぜベトナムのパンがおいしいのか、というと。

フランスの植民地だった事から、フランスパンの作り方が伝承されているんだそうです。

ベトナムは硬水のため、それも生地の触感に影響しているとか。

ベトナムにいる間、毎日必ず食べていました。



「知らない世界」と言うには小規模な話かもしれませんが、おかげで食の世界は少しだけ広がり、どれだけ流行しようとパクチーとは本当に私には合わないということも知れました。

何の気負いもなく海外旅行できる日が来たら、「知らない世界」を知りに行く事を増やしていきたいです。


次はマルタに行きたいなあ。猫がたくさんいるそうなので。

そんなきっかけでも、きっと知らない世界を知れると信じて。



◆◇ライタープロフィール◇◆

笹川 チエ(ささかわ)

ハイボリューム所属のシナリオライター。

担当作品は「ワールドフリッパー」「カテゴリーI~死線上のサバイバー~」など。

大阪府在住。


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